内 容
イザナキ・イザナミから始まり初代神武天皇に繋がる神話と歴史は
どのような関係にあるのか。
ヤマタノヲロチから稲羽の白兎、海幸彦・山幸彦まで、
古事記の魅力、古事記を読むことの楽しさや
現代的な意義を分かりやすく解説。
目 次
まえがき
第一章 イザナキとイザナミ
最初に現れた神／ムスヒという名／ウマシアシカビヒコヂ
｢なる」神から「うむ」神へ／オノゴロ島／初めての結婚
大地と神がみの誕生／火の出現／黄泉の国へ／逃竄譚／言戸をわたす
禊ぎ／筑紫の日向の橘の小門の阿波岐原／神を生むイザナキ
第二章 アマテラスとスサノヲ
三貴子誕生／太陽と月／アマテラスの描かれ方／イザナキの分治命令
妣なる世界／高天の原に昇るスサノヲと待ち受けるアマテラス
宇気比／日本書紀の場合／アマテラスの石屋ごもり／冬至の儀礼
鏡を知らないアマテラス
第三章 出雲に降りたスサノヲ
さまようスサノヲ／殺される穀物の女神／ヲロチ退治
ヲロチとはいかなる存在か／もう一つの稲種／神話の様式と広がり
三種の神器／クシナダヒメとの結婚
第四章 オホナムヂの冒険
大地の子オホナムヂ／稲羽のシロウサギ／稲羽の国／裸のウサギ
陸のものと海のもの／巫医（メディカル・シャーマン）／第二の試練
母と女たち／三度目の試練／根の堅州の国／スセリビメとの出会い
ネズミの援助／スサノヲとの対峙／スサノヲの祝福
第五章 ヤチホコと女神、オホクニヌシの国作り
ヤチホコの神語り／ヌナガハヒメと翡翠／嫉妬する女神スセリビメ
国作りを手伝うスクナビコナ／三輪山に祀られる神
第六章 制圧されるオホクニヌシ
隣の芝生／派遣される使者／二度目の遠征失敗／三度目の遠征
タケミナカタと諏訪／オホクニヌシの服属／日本書紀正伝の場合
第九段第二の一書の神話／出雲国造神賀詞と出雲国風土記
古事記における出雲
第七章 地上に降りた天つ神
ニニギの誕生／お伴の神がみ／高千穂へ／最初の結婚
天皇の寿命と火中出産／釣り針をめぐる話／隼人の服属
トヨタマビメの出産／三代目誕生／ホヲリの年齢と墓所
ウガヤフキアヘズの子
あとがき
参考文献
書評 ・ 紹介 記事
2021年２月10日（水）「聖教新聞」文化欄・書評短評
好意的な紹介、御礼。みなさんぜひ。
2021年1月20日(水)「朝日新聞」夕刊、東京本社版ほか
「好書好日」で読むことができます。
内容は、下の記事と同じで、上原記者の執筆です。
2021年1月6日(水)「朝日新聞」夕刊、大阪本社版
「考える」古事記にみる多様性
とてもわかりやすく拙著の魅力を紹介していただいています。
先日東京本社でお会いした上原佳久氏の記事です。感謝。
